お前がドイツ語選択なのはお前が陰キャだから

こんにちは、フェミニストです。

 

「受験の成績は公平に決められているのだから、男女差別なんてない」と言ってる東大男子を見るとニコニコ笑顔になります。

 

先に言っておくと、あの大学は、ごく一部の富める男子がエゲつないまでの女性蔑視を行う場所でもあり、多くのリベラルな人間が男女平等を実現してくれる場所でもあります。可愛い女子が有利でないとまではいいませんが、ブスがすっぴんで歩いていても許されることの方が多い場所です(ごくまれにブスのすっぴんを理由に殴られて骨折することがあります)

「彼女は頭が悪いから」を読んだ人が「東大はなんて女性蔑視のひどい場所なんだ!」と言ったのを見ましたけれど、本当に、可愛い女子でも軽く整えただけの黒髪すっぴんで歩いているんですよ。そして、女子だってバンバン議論に参加してきますよ、ほんとほんと。社会に比べればだいぶ優しめ。

 

まあ、だとして、「受験は公平なので、男女差別はない。男女差別が無いのに男女比がここまで違うのは男の方が優秀だから」とまで言われるとさすがに頬がひきつるので、今日はお前だって周りに流されてんじゃねえかドアホという話でもします。

 

大学の第二外国語では、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語あたりがメジャーどころかと思いますが、なぜだかこの語学によって人間の性格が分かれます。

大まかに言うと、ドイツ語は真面目で陰気、フランス語はお洒落で女子が多い、スペイン語は陽気な人間、中国語は地味な割には明るい奴、といった感じでしょうか。異論は認める。

 

同じ大学に進学する人数の多い高校だと、先輩や同級生(そうだね、自分が浪人したパターンだね)から「フランス語は女子が多いよ」「スぺ語は簡単」とか情報を貰えることもありますが、そうでもない地方高校出身者では大した情報も得られないまま、入学前に語学を選ぶことになったりします。

 十分な情報なしに選んでいるにも関わらず、この第二外国語による性格の区分は毎年の傾向として保持されています。

大きな理由としては、言語や国が持つイメージがあるのでしょう。ドイツ人は勤勉、スペイン人は陽気、Tinderでマッチする中国人は顔とお洒落が壊滅的でもメチャクチャ朗らかで積極的にアプローチしてくる、その眼鏡はどうしたんだ、といった具合です。そして、このなんとなくのイメージに合わせて、自分が似つかわしいと感じる思う言語を「自発的」に選ぶのです。

 

まあだから、「勉強に役立つかもしれないし」という気持ちでドイツ語を選んだつもりでいても、ブサイクでコミュ障だから自然とそれを選ばされたということはあるよ。イケメンでちゃんと服を気にしてる人生送ってたら自然にフランス語にいくということはあるよ。

女子率も毎年同様ですね。ドイツ語が一番少なくて、フランス語が多め。

 

第二外国語は、そこまで人生に大きな影響を与えません(語学で留年する人間を除く)。 英語と同等、それ以上に読めるようになる人間は少なく、せいぜい研究で使う人や暁星出身者ぐらいです。

でも、こんなどうでもいいことですら、人は「らしさ」を捨てられないのだから、そりゃ女性が大学に進学しづらい空気はあるでしょう。ひょろメガネオタクがなぜかフランス語を選べなかったみたいに、女に生まれたことで進学を選べなかった人がいるのだ、ということを少しは考えてもいいのかな、と思います。

 

というようなことを、入学式の式辞で上野千鶴子せんせーに言われたところで、今更困るよね!大学の男女比の是正方法って、絶対に男子の不合格によってのみ実現されるのであって、言われて愉快な気分にならないよね!今更自殺するわけにも退学するわけにもいかないし、来たい女子がいるなら勝手に来いよ、受験で勝負しろよって思うよね、それはそう。