ママ活サイトSILKの仕掛け人、上野拓馬とは何者なのか

「特定班」などと呼ばれる人種がいます。

家にいながらパソコン片手に調べるだけでも、案外他人の情報はわかってしまうもので、「暇女の家の車はCR-V」などの不毛な情報が滝のように流れてくる時代になりました。

 

一番最初に正直に言ってしまうと、上野拓馬さんがどこのどなたなのかは現状僕は知りませんし、分かったとして私生活に関わることを書くことはできません。

しかし、ママ活サイトSILKを運営しているのがどんな会社なのか、というところを調べた範囲で解説していこうと思います。

 

 

目次

・SILKに登録すべき個人情報多くない?
・運営会社はSPIKE株式会社
・「上野拓馬」が見つからない
・事業所の立地からわかる起業家事情
・SILKの今後

 

 

SILKに登録すべき個人情報多くない?

2018年12月からSILKの一般リリースが開始しました。

それに伴ってちょっと困ったのが、事前公開での登録事項に加えてLINEの登録が増えたこと。

LINE、端末が限られるのと、アカウント管理が不便であまり好きではありません。仕事の関係で上司のLINE登録させられるのとか結構しょっぱい気持ちになりませんか。こっちがブロックしても向こうからはアイコンや名前が見えてしまうので……「あーこの人苗字変わったんだなー」とか気づかれてしまうわけです。元恋人などにもバレます。

それから、一般に出会い系サイトでは年齢確認書類の提出が求められます。これは法令上必要な措置ですから、年齢確認が無いサイトはそもそも違法です。諦めて提出してください。

一応書いておくと、あれは年齢確認できれば良いだけのものなので、運転免許証の写真を送れ、とあった場合でも顔写真や名前、住所は隠しても良いのです。警察がOK出してる正式な方法です。

ただし、会員の質を担保するために、信頼できないユーザーにそもそもサービスを使わせない、ということを事業者側はできるわけです。実際、SILKは大学のメールアドレスを使うことを男性ユーザーの登録条件にしています。

大手ならともかく、ユーザー数が少ない状態で免許証を黒塗りにすると目立ちますので…私はおとなしくそのまま提出しました。

 

ですが、ユーザーがここまで個人情報を求められるのに、事業者側の情報は不明瞭です。WEBサイトに問い合わせ先の記載はありませんし、企業WEBサイトも確認できません。

何かトラブルがあった際に連絡できる先がLINEやメールアドレスだけ、というのは心許ないですね。というわけで調べちゃいました。

 

運営会社はSPIKE株式会社

調べた結果、SPIKE株式会社という名前の会社がSILKを運営していることが分かりました。たしかに、SILKの公式サイトの下には@2018 SPIKE, Inc.の表記があります。

実はサービスの限定公開が開始した2018年10月末当時、SILKの運営元は法人格を取得していませんでした。道理で調べても出てこないわけだ……

同名や類似の会社名が多くてわかりにくいのですが、品川区にあるのがSILKの運営元になります。

そして、そのSPIKE株式会社の代表が「上野拓馬」です。

 

「上野拓馬」が見つからない

名前がわかったのはいいのですが、これが誰だかちっともわからないのです。

 

私は当初、SILKの運営者について次のような憶測をしていました。

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こちらは、サービス発表当時に公式サイト上で用いられていたイメージ画像です。

現在使われている画像に比べると、デザインが変更されている点に加えて、年齢が23歳と大学生にしては高齢であることがわかります。

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・23歳

早稲田大学

・大学院生

・物理専攻

という設定は、非常にお金に困窮していそうでリアリティがあります。マジメに院生生活を送っていると、なかなかバイトができません。一方で年齢と共に生活水準へのハードルは上がりますし、修士課程は学部生よりもお金周りが苦しい時期です。こんな時に援助してくれる人がいたらなあ……という気持ちは理系院生ならば理解しやすいでしょう。

ただ、平均的な大学生からは少しズレたプロフィールだとも感じました。運営側もそう考えたからこそ、現在の画像では年齢が引き下げられて21歳になっているのでしょう。

このズレたプロフィールから、私は運営者側の身近にもこういった経歴の人間が多いのではないか、と推測しました。つまり、高偏差値の大学の理系出身者自身がSILKを運営しているのだという仮説です。あのプロフィールは多少フェイクが入っていると考えて、中の人は慶応の情報工学科出身とかどうでしょう、当てずっぽうですがそれっぽくありませんか。

 

高学歴であればあるほど、一般に人物の特定は容易になります。なので、名前さえわかれば経歴や為人はわかるだろうと考えていたのですが……私の見積もりは甘く、ネット上を調べた限りでは上野拓馬氏に関する業績は一切出てこなかったのです

弁明させていただくと、起業する人間は常日頃からセルフプロデュースをしているのですぐ見つかる傾向があるのですが……いやはや。

起業家がFacebookやってないとかそんなことある???

 

事業所の立地からわかる起業家事情

SPIKE株式会社は品川区にありますが、同じ住所を事業所とする他の法人があります。そちらはWebメディア系の会社で、現在も事業を継続しています。

複数の会社が同じ住所にあるということは、シェアオフィスかと思いきや、調べてびっくり、なんとその住所にあったのは一軒家だったのです。ここ最近賃貸として貸し出されたというような形跡もありません。この一軒家、過去にも若手起業家が事業所としていた経緯があり、親交のある起業家同士で使用しているのでは?という印象を受けました。

ということは、上野拓馬氏はこのWebメディア系の会社と個人的な繋がりがあったのではないでしょうか。もしかしたら、過去にはWebメディア会社の社員として働いていたのかもしれません。

しかし、SILKは渋谷近辺でインターンを募集していますので、書類上の住所だけ借りて現在は他の場所で活動している可能性もありますね。

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SILKの今後

2019年1月いっぱいで無料期間は終了、とのことですが、今後どうやって収益化していくのかが非常に気になっています。男性側の質は十分担保されている(ので、イケメンかつ高学歴な男性以外は新規登録するだけ無駄です、諦めてください)あたり、あとはどれだけ女性会員を増やせるか。でも、女性って何人もの相手と交際するモチベーションってあるんでしょうか。無ければサイト外で出会った後に連絡先交換して、それ以降サイトにお金落とさなくなるだけだと思うのですが。他の出会い系と違って、男性側が連絡先の交換を渋るということも少ないでしょうし。

男性側にも少額の有料オプションを付けるとかやるんですかね?

 

ちなみに、SILKという事業名はまだ商標の出願がなされていないようなので、今からSILKという名称で新規サービスを始めることが可能です。実装力に自信のあるWeb屋さんは頑張ってみてください。