東大女装子コンテスト設立当初のジェンダー観となんかいろいろ

去年、東大女装子コンテストが揉めた。

 

例年、東大女装子コンテスト実行委員会はミスコンステージと喫茶店企画の両方を運営していたのだが、2017年度に喫茶店企画側が団体としての独立を主張しはじめたのでややこしいことになってしまった。

 

喫茶側(と便宜上呼ぶ)は、リベラルな思想を持っているようで、フジテレビの取材に対して強く反発したのも彼らである。

フジテレビ側が折れたことで、この問題は沈静化し、じょそこんカフェの映像はまるまるカットされての放映になった。

 

騒動の一部始終をまとめると、

・フジテレビがじょそこんカフェを取材する際、タレントが「男そのままやん」「なんで女装しとるん」など発言する

・喫茶側責任者がこれらの発言を差別的だと問題視。フジテレビ側に放映をとりやめるよう文書を送る

・放映をとりやめさせるため、Twitterに投稿し騒ぎを大きくした

 といった具合だったということである。

 

で、炎上騒ぎを外から見ていた人にとっては、これで一通りの話が終わってしまうのであるが、この件でもって、喫茶側とミスコンステージ側との分裂が明らかになり、内部では更に厄介な騒ぎになったのである。

 

喫茶側がステージ側と袂を分かつきっかけになっているのが、喫茶側のステージへの認識である。

喫茶側は「じょそこんステージは女装を笑い者にする、差別的な企画だ」と考えているようなのだ。

 

しかし、東大女装子コンテストは、女装者を差別したいがために作られた企画ではない。そしてまた、女装の社会的な地位の向上やら綺麗なだけの理念のために作った企画でもない。

 

 

以下、女装子コンテスト設立者の私が、「そんなつもりじゃないんですぅぅ」という旨の言い訳をダラダラと述べる。

 

 

まず、東大女装子コンテストはミスコンテストである。であるから、女装者のセクシュアリティの問題に加えて、ミスコン自体が抱える問題点を全てそのまま抱えることになる。

 

ミスコンは性の商品化、と騒がれてから久しい。ステージに上がり美を誇ることそれ自体が、性の切り売りだというのだ。

ステージに登る人間が同意しているからOKだ、という理屈にはならない。ミスコンはあくまで世間のジェンダー観が噴出した象徴であって、女性の容姿を見世物にする構造自体が差別的だと言えるからだ。

あるいは、ミスコンは日常的に行われているから今更やる必要がない、という意見もある。外見は一目瞭然であり、試合の機会を与えられずとも、我々は目の前の人間の容貌に無意識に点数をつける。それは、ミスコンに応募しない普通の人間にも向けられる視線だ。

 

ルッキズムの象徴たるミスコン形式を導入したのは、それがイベントを成立させるのに最も簡単なフォーマットだったからだ。

そしてまた、能力主義を認める限り、美しいものが評価される社会もどこかで認めなければいけないのだろうという開き直りもあった。

 

であるから、他のミスコン開催者と同様に、これは出ない人の権利を否定するものではないですよ、と私は声を小さくして主張する。

ミスコンに出られない方がいたとして、その方が日常生活で女装することを、我々は何一つとがめるつもりはありませんよ、と。

 

 

それでも、いくつかの理念は私の中にあった。

・選抜の基準を客観的な容姿に依ること

・女装者の性別、セクシュアリティについて限定しないこと

・翌年度以降は喫茶店を開催し、女装の機会を増やすこと

 

容姿による選抜は、ミスコンの基本であるが、私は理念としてこれを徹底した。

普通のミスコンでは、容姿が一定の基準をクリアしていても、その年の審査員の顔の好みによっては落選してしまう候補者というのがいる。ただ、女装ミスコンの場合、異性装の壁を超えてまで美人だ、と感じさせる人の数がさほど多くないために、美人だけれども好みの差で落選させてしまうという問題はさほど起こらなかった。例年いちばんの美人は漏れなくファイナリストに残り、そして優勝者も容姿通りになっていると感じる。

問題なのは、見慣れだった。候補者と審査員が知人だった場合、どうしても見慣れというのが出てしまう。

男装時の顔に見慣れがあると、女装時の違和感がグッと軽減されてしまうのだ。おそらくは、どれだけ女性的になったか?という差分にばかり目が行くせいで、絶対的な点数が上手くつけられなくなるのだった。

しかし、ステージを見に来てくれるお客さんも、あるいはWeb上で写真だけを見る人にとっても、女装姿だけが候補者の全てであって、それが一目で男性的に見えてしまってはミスコンとして意味がない。

男装時の容姿をすべて考えにいれず、ただ女装の容姿を評価する、というのはわざわざ理念にしないといけないぐらいには難しいことだった。

 

先程から異性装とか男性、という言葉を用いてしまっているのが申し訳ないのであるが、女装子コンテストは参加者の性別を限定していない。

あくまで、「自分は女装子である」と自認する人物に参加資格を認めている。

結果的には大半の応募者の性自認はシス男性だったので先程のような表現になっている。

シス女性であっても女性装をする限り、それを女装と呼ぶことはできるわけで、女性からの応募があれば(実際はなかったのだが)、同様の容姿基準を以って選抜をする予定であった。

トランスやインターセックスの応募者も大歓迎であったし、「性自認は男性寄りだが、身体は女性的で、それに合わせて女性装をしている」というトランス女性(と便宜上書く)が現れた際にそれを見た目の性別で恣意的に弾くのも奇妙だと感じたのだ。

染色体や性器の検査をするわけではないし、戸籍も要求しない(あたりまえだ)。目の前の人間の性別を調べる手段がそもそも無いのに、まさか、「見た目が女性的すぎるから」という理由で落とすわけにもいかないだろう。

 

また、今回袂を分かつ理由になった喫茶店であるが、これは初年度から構想にあったものだ、という言い訳をしておきたい。

喫茶店を開く目的は2つ。一つはじょそこんステージ代を賄うため。もう一つは、容姿によらない女装機会の提供だ。

この点において、おそらく今年度の喫茶側と理念がかぶるところもあるだろうと思う。ただし、私は一方ではミスコンをやっていたわけだから、やはり差別的でないか、と彼らは感じることもあるかと思う。

ただ、本当に自分たちが能力主義と無縁に生きていられるのか、能力主義による排他を自分が行っていないか、というのは一度考えてもらいたい。

セクシュアリティの問題というのは、つまるところ古典的自由主義的な考え方を導入しなければ正当化が難しい、と私は考える。別に誰でも女装をしていいし、スカートを履きながらスネ毛が見えていようが、別に他人に迷惑をかけていないのだから本当はどうだっていいのだ。

でも、この世の中はそう簡単にはできておらず、他人に認められることで仕事が得られ、他人に認められることで恋愛や婚姻が成り立つ。

肉体が男性的であっても、誰だって女装をしていい。その理念を導入するなら、ヒゲが生えっぱなしだろうが、化粧していなかろうがいいはずだ。「でもヒゲや化粧は身だしなみでしょう」と恣意的なラインを引きたくなったら要注意。世間一般では「じゃあそもそも男の格好するのが正装でしょ」というラインが普通だ。

能力主義自由経済、そして差別は陸続きで、身だしなみを理由に就活生を落とすことができるのなら、女性装者を身だしなみが不適当として落とすこともできる危うさに気づかないといけない。

女性装は、いわゆる(私しか提唱していないが)「ババアのビキニ問題」のひとつと言えるだろう。

ビキニを着ていい歳が法律で決まってるわけではないが、それはそれとしてやはりババアのビキニはキツイので、ある程度のところで空気を読むことが求められるアレだ。

 

それから、これも喫茶側に誤解があろうと思うので書くのだが、じょそこんはそれなりの当事者団体である。

当事者団体だからといって何でもやっていいわけではないのだが、たとえば能力主義を認めるという姿勢などは、当事者が個人の幸福のために社会の現状を受け入れ順応するプロセスなのであって、何の考慮も無しに差別的構造を再生産しているわけではない、と主張したい。

 

初年度の構成員は5名だが、そのうち2名が日常女装者、1人はアニメコスプレでの女装者というメンバーだった。

一年目のファイナリストたちやその周囲の人物が中心となり、二年目以降のじょそこんが引き継がれていった。そういうわけで運営側には常に女装経験者が複数人存在したし、彼らの性指向も性嗜好も多様だった。

 

とはいえ、候補者の人種が偏る面があったのは否定しない。

ファイナリストまでは、それなりに多様なバックグラウンドを持つ人物が揃っているのだが、歴代の優勝者は皆一様にシスヘテロの男性で、学祭時だけノリで女装するというタイプが多かったように思われる。

これは容姿を基準にしたために起こる構造的問題であって、つまるところ女装して美人な男は元からイケメンなのである。

イケメンはイケメンであるがゆえに、男性社会においての高い地位を獲得し、友好関係に恵まれている。彼らは男性としての自己実現を十分に果たしており、遊びとして女装してチヤホヤされる楽しみを一時は享受しても、日常生活ではイケメンの男として生きる道を選ぶのである。

でもそれを、「彼らは女装に本気ではない」と排他する人は、多様性を認める姿勢からはほど遠いと言っておく。多様性を認めなければいけないかどうかには議論の余地があると思うが、自分が多様性を認めたつもりになってる危うさだけは知っておくことだ。

 

で、長々と書いてきたけど。

駒場祭自体がだいぶ前のことになってしまったけれど、喫茶側の責任者が

「ちなみに僕がしばらく音信不通だったのは某団体の関係者に話し合いと称して恫喝されて、救急搬送されたせいやからな、加害者の分際で何を偉そうに「そろそろ話し合いをしませんか」やねんちゃんちゃらおかしいわw顔見ただけでパニック発作やぞ、二度と僕の前に現れるな」

SNSで発言していたので、これについても否定しておく。

 

まず、責任者が救急搬送された日に私と前代表が話し合いに参加したのは事実であり、それによって彼が強いストレスを受けてしまい、意識を失い救急搬送されたのも事実である。

ただ、その言葉自体は決してキツいものではなく、人格を否定するような内容でもない。

 論点はいくつかあったが

・喫茶とステージは別団体という認識なのか

・ステージを差別的だと言うのは、前年度以前の運営や参加者たちを独善的な基準で非難されているようで、セクマイの当事者もいたのに気分が良くない

・本当に別団体を主張するのであれば、前年度からの引継ぎで渡した金を返してほしい

といった内容であった。

これを恫喝と呼ばれるのは、私の名誉を傷つけるものであって、不当だと思う。

 

喫茶側責任者が卒倒する前の最後の会話はおおむね以下のようなものだったと記憶している。

前代表「ステージ企画は差別的だっていうの」

責任者「それは僕が判断することではありません。しかし、あのステージリハーサルを見る限りは……」

前代表「僕たちの中には当事者もいたのに、それでも差別的だって思ってる?」

責任者「それは僕が判断することではありません」

わたし「いや、君は賢くて口が回る人だから、ここで差別的だと認めたら議論で分が悪いと思って黙ったでしょう。それは逃げじゃないの」

責任者「……録音してもいいですか」(と言って席を外す)

 

そしてそのまま彼は席を外したまま帰ってこなかった。

 

たとえ、大きな声で叱責されたりせずとも、自分の行動の責任を問い詰められるのが不愉快なのは理解する。誰だってそうだ。

でも、彼自身がフジテレビに抗議文を送ったり、じょそこんステージを差別的だと非難しているのも、同じぐらいには他人を不愉快にさせる可能性がある行為なんだよ、とは認識してほしかった。

彼は非常に堂々とした態度で、理路整然と話す人だったので、まさか彼と同じ程度の強さの言葉をぶつけただけで卒倒してしまうとは思わなかった。

 

彼の言葉によって他人が卒倒していないのは、私やフジテレビのプロデューサー、あるいは他の多くの人々がヒステリー発作を起こしにくい体質だからであって、彼の言葉が加害的でないからというわけではない。

 

彼は、シスヘテロの男性だし、自身が女性装することを一切考えていないようだったが、もし彼が男性の性役割からもう少し自由だったなら、倒れるほどの激情に駆られる前に泣くことができたんじゃないか、と思ってしまうこともある。

 

ま、彼がぶっ倒れたのは事実でも、会話内容が社会通念上問題にならない普通のものである以上傷害にも脅迫にも当たらないし、彼が私の言動を恫喝だと言うのも、法的に賠償責任発生させられるほどの名誉毀損にもならないでしょ。

 

ぶっ倒れる体質に、今後は配慮するけれど、相変わらず強い態度でこちらを批判してくるの、多少どうにかならないかなあ……

バレンタインの催事場から、100%チョコレートカフェが姿を消したので

遅かった、と思った。

www.fashionsnap.com

 

2017年12月26日、明治100%チョコレートカフェが閉店した。

ニュースを見てすぐに買い占めを試みようとしたのだが、発表の時点で既に製造中止していたらしく、チョコレートは売り切れてしまっていた。

 

大好きで大好きで何度も足を運んだカフェだった。

就活で明治本社に行く際は必ず立ち寄った。(そして落ちた)

 

閉店のニュースを聞いた時もショックだったが、どこのデパートの催事場を回っても100%チョコレートカフェのブースが無いのを見て、ようやく、一つのブランドが終わってしまったのだ、という実感が出てきた。まるで、葬儀がひとしきり終わった後、がらんどうの家に帰ってきた時のように。

 

とはいえ、全く予想できなかったことでもない。

ソラマチ店の閉店が早かった時から不安だったし、明治ザ・チョコレートシリーズの好評があっても100%チョコレートカフェがさほど顧みられることもなかった。むしろ、ザ・チョコレートのブランドが売れたことで、そこに100%チョコレートカフェが合併していくようなイメージなのだろう。

 

www3.nhk.or.jp

 

明治ザ・チョコレートでバズったニュースと言えばこれ、NHKニュースの「あなたの年代がターゲットではない」だろう。

これがSNSで美談として取り上げられ、上司の姿勢が古いだのなんだのケチつけられているのは中々モニョモニョするところがある。

いやだって、初年度コケにコケたのである。

mainichi.jp

こちらの毎日新聞の記事のほうが、最初の商品の失敗が大きく取り上げられており、わかりやすいと思う。

こっちの記事のパッケージデザインを見たことのない人は多いんではないだろうか。だって、流行らなかったんだもの。

本郷三丁目のまちおかの店頭に、初代ザ・チョコレートが山盛りになっていたのがいまだに記憶に残っている。見切りで定価の半額になった香るカカオを10箱ほどまとめ買いしたものだ。

あの失敗があれば、慎重論が出るのはもっともだ。それでも諦めなかった姿勢は確かに美談たりえるし、パッケージの一新による大ブームも一層鮮やかに写る。

でもそれだって、良いものだから多少高級でも受け入れられて当然、って話でもないのだ。キリン別格生姜炭酸とか、あれも既存商品のリラベリングをして大々的に売り出したと記憶しているけれどウケなかったし。私の大好きな朝ごはんたりてる?も消えていったし。

流行ったものが流行る。そういうものだ。

 

 

さて、明治ザ・チョコレートで、カカオによるフレーバーの違いを楽しむことを知った人々は多いのではなかろうか。そういった人におススメなのが、100%チョコレートカフェのシングルビーンシリーズである(閉店したので当然、もう無い)。

 

100%チョコレートカフェで売っていたチョコレートタブレットは56種類だが、そのうち01~22番までの22種類はシングルビーンの産地別チョコレートである。

この産地別チョコレート、それぞれに味わいが異なり、これの食べ比べが大層楽しいのである。豆とローストの具合でこんなに変わるのか~、と感動するのだ。

私が食べたことがあるのは23種類で(常に販売されているのは22種類だが時々メンバーチェンジが起こるので総数だと22を超える)、この23種類ならばブラインドテイスティングでどれを食べているか当てることができる。

あ、もうちょっと謙虚になろう。味のハッキリした半分ぐらいは確実に当てられる自信があるが、残り半分は「これかこれのどっちか」までに絞れるぐらいです、生意気言ってすいませんでした。

 

 

味の違いがハッキリわかるチョコレートを以下に紹介していく。ぜひ食べてほしい(もう無い)。

 

・ガーナ

食べ慣れたスタンダードフレーバーなので、特に抵抗なく受け入れられる万人向けの味。ホットチョコレートにすると、シナモン様の匂いがクンと上がってきて、食べなれた味の奥に複雑な味わいがあることに気付ける。

 

・スルデラゴ

ナッツのフレーバーが強烈。ピーナッツチョコ食べてるんじゃないかな、と思うほどなのだけれど、これでカカオだけだというのだから驚き。甘苦く、最後に残る苦さはピーナッツの渋皮を思い起こさせる。

 

コスタリカ

ぶどうのような、重たい甘みが走った後に苦さが追いかけてくる。ぶどうと書いたけど、ぶどうじゃないかもしれない。いやでもやっぱりぶどうな気がする。レーズン食べたあと、口に残るような味。褒めてるか怪しい表現になってきた。

 

エクアドル

花のような、お線香のような、華やかで不思議な香り。最後には軽く苦みが残る。香りを強烈に味わえる一枚。

 

・ジャワ

男性向けの香水のような、官能的な香り。と私はかつて表現していたのだが、グルメな後輩が「牧草の味がします」と言ってから、もうそうとしか思えなくなってきた。彼女は牧草を食ったことがあるんだろうか。よく言えば、野趣あふれる味と言ったところ。

 

・エルラモナル

万人受けする、爽やかにまとまった味のチョコレートだ。日本酒のような後味が楽しい。シングルビーンを食べるのが初めてなら、1番に試してほしいチョコレートである(もう無い)。

 

・ハワイ

酸味の強いチョコレートだと、メキシコやマダガスカルもあるんだが、その中でもハワイが最高。ハワイ is forever. (もう無い)

このハワイが無かったら、100%チョコレートカフェにはハマらなかったかもしれない。それぐらい、強烈な体験だった。

単に酸っぱいというのではない。香りと相まって、オレンジの果実のようなフルーティーさなのだ。これチョコレートだよね。オレンジピールじゃないよね。うんうん。

ハワイ土産のマカデミアチョコレートとかって、もっとピンボケた甘さのイメージだったのだけれど。作り方の問題なのかしら。食べる度にこんなにドキドキさせてくれるチョコレート、ちょっと他には無かった。

 

というわけで、閉店した今では何の役にも立たないチョコレートレビューになった。

いや、まだザ・チョコレートが現役だから。もっと流行れ!Bean to Bar! そしてザ・チョコレートシリーズでいつかハワイが復活する日を待ち続けるぞ!!

 

あ、多分採算が合わないのでハワイが復刻することは無いと思います。

CASHを潰すのは、悪人でも善人でもない普通の人々

 「性善説に基づいたビジネス」の意味

 

当初、CASHは「性善説に基づいたビジネス」などというフレーズで報道されていた。

 

“性善説”にもとづいたビジネスを--質屋アプリ「CASH」が細かく査定しない理由 - CNET Japan

“質草”の写真を撮れば審査なしで資金提供——STORES.jp創業者の新レンディングサービス「CASH」 | TechCrunch Japan

 

そのためか、CASHが一時停止に追い込まれた理由は、性善説が間違っており、人間の本性が悪だったからだと考える向きがある。

 

 

本当に、CASHを追い込んだのは悪意ある人々なのだろうか。 

 

最初に挙げた記事を読むと、ここで触れられてる悪意とは、申請と全く異なる物を送ったり、何もせずに金を踏み倒すことを指していることがわかる。

つまり、契約をハナから果たす気が無い人々だ。

 

CASHは既存の与信のシステムを用いていない。一般的な信用情報が傷付かないと考えられるため、CASHから借りた金銭を踏み倒しても、クレジットカードの作成や家のローンには困らない。ただ、それ以降CASHを使うのが難しくなるだけのことだ。(注釈:2017/7/4になって、CASHがJICCと組むという噂が流れている。踏み倒しのリスクには注意されたし)

 

全員が踏み倒すのならばこのビジネスモデルは到底成り立たないが、信用情報が傷付くリスクが低いからと言って、この世は全員が金を踏み倒すほど殺伐とした世界ではない。そこまでの悪人は多数派とはとても言えない。

光本氏が性善説、と表現したのはおおむねこのような旨であると思う。

 

 

サービス初日のユーザー層

 

この性善説自体が間違っているわけではないのだが、事態は彼が想定した通りには進まなかった。

 

公開開始からわずか16時間半の間にCASHをダウンロードし、査定まで済ませた、1~2万人の人間が存在するのだが、流行に敏感な彼らが、たかが2万円をわざわざ借りてやりくりしたい層であるとは私には到底思えないのである。

イケダハヤト氏を始め、CASHのサービスを話題にした人々には起業家が多く見られた。彼らは、CASHの新規性(あるいは脱法性)を口々に語り、SNSなどを通じて多くのフォロワーにCASHの存在を知らしめた。

 

おそらく起業家たちのフォロワー層は、インテリ寄りであり、金を稼ぐ意欲のある人間であると思う。そんなフォロワーたちは、CASHを見た瞬間、「うまくやれば儲かる」と即座に感じたことだろう(あるいは、すぐに潰れるから今のうちに金を引き出しておこう、と感じたかもしれない)。

 

彼らはそもそも、明日のお金に困っているわけではないのだから、査定額が不当に高い商品を見つけることに意欲的になった。

 

確かに彼らは、かなり恣意的にシステムの穴を突いている。しかし、金を稼ごうとすること自体はなんら悪いことではない。それを指して、「悪意あるユーザー」と呼ぶならば、光本氏は悪意あるプロバイダーなのだろうか?

 

CASHは質屋アプリか買取アプリか 

しかし、こういった偏ったユーザー層でなくとも、CASHは利益を上げることが難しかったと考えられる。CASHが買取アプリとして利用される限り、基本的には赤字にならざるを得ないのだ。

 

そもそも、お小遣い程度の額を欲しているユーザーがモノを売ることができるアプリとしては、既にメルカリが大きなシェアを得ている。

CASHがメインユーザーとして想定していた、小口の現金を欲している層は、メルカリの使用経験があり、メルカリとの価格を比較しながらCASHを利用することになるだろう。

 

 

CASHがメルカリに比べて優れているのは、現金化のスピードである。

・商品が売れるまで待つ必要がない

・売れた後の輸送・やり取りの時間を待つ必要がない

・外出の必要がない

・毎日振り込みされる

・振り込み時間外であったり、銀行口座がなくともコンビニで受け取ることができる

 

 

このローソンのキャッシュポストを利用している点は中々面白く、銀行口座すら持っていない若い層をユーザーとして取り込むことが可能になる。

 

この現金化のスピードのアドバンテージがあることによって、「メルカリより買取価格が安いけれど、CASHを使ってみよう」というインセンティブが生まれうるのである。

 

 

 

 

CASHが質屋アプリになるか、買取アプリになるかは、査定価格が絶対のかなめになる。分岐点になるのはメルカリでの販売価格だ。

 

まず、CASHの買取価格がメルカリの販売価格(から送料や手数料などを差し引いた収益)より高い商品があれば、CASHは買取アプリとして利用される。

この場合、中古マーケットでその商品を高額で売ることは殆ど不可能であり、赤字は免れない。

 

 

CASHの買取価格がメルカリの販売価格より安くなって初めて、CASHは質屋アプリとしての性質を帯びる。

質流れした商品のマージンで儲けることもできるし、キャンセル料で儲けることもできる。要するに、一般的な質屋とようやく同じ土俵に立てることになる。

 

 

貸金業と古物商の性質はグラデーションになっており、買取価格が安ければ貸金業に、高ければ古物商としての性質が強くなる。

 

以上、査定額とアプリとしての性質をまとめると図のようになる。

 

f:id:tomananaco:20170704210412p:plain

  

従業員わずか4人のCASHが質屋をやっていきたいのであれば、買取価格の大幅な値下を行い、貸金業としての性質を強めることが不可欠になる。もちろん、買取価格を下げれば下げるほど、ユーザー数は減るが、他の質屋に比べて利便性が高いことで勝負していけるだろう。

 

イノベーションすらと呼ばれたアプリは結局、査定と在庫リスクという昔からの課題に取り組まざるを得ないのである。

 

 

 

 

質流れする商品

 

CASHを「らくちん買い取りアプリ」だと思ってる君のために、おっさんたちがこんなにも騒いでいる理由をお教えしよう | hajipion.com

 

 

この記事では「らくちん買い取りサービス」の皮をかぶった質屋アプリ、との説明がなされているが、皮肉なことに、ユルユル査定のせいでCASHは本当に「らくちん買い取りサービス」になってしまった。

 

私自身も、H&Mの使い古したTシャツを出品したところ、手数料を差し引いて750円の現金を得ることができた。このTシャツ1枚のためにヤマト運輸が家まで集荷にやってきた。近距離では集荷にかかる運賃は756円で、これはすべてCASH側が負担してくれる。

現金だけでなく、送料まで負担してくれるのであれば、買取アプリとして言うことはない。

 

悪意ある人々によって貸し倒れが起こるのではない。当初の想定ユーザー層が買取アプリとして利用するだけで、CASHは損失を被るのである。

 

 

f:id:tomananaco:20170703022804j:plain

 

 上の画像は光本氏が自ら公開したもので、この数字を元に

 

 

と収益を計算している人々がいるが、この計算は適切でない。

 

 

まず、7500個という数は査定中止当時の集荷依頼数に過ぎず、実際の数字はもっと大きくなる可能性がある。

そして何より、質流れになった商品分は、赤字なのである。

 

 

査定に一切の手間をかけないことによってコストを削減するというアイデアは画期的ではあったものの、 それによって多くの、市場価値以上に高く買取されるアイテムが生まれてしまった。

 

有名なのは、次のブログのヘアゴムである。

amothic.hatenablog.jp

 

1本の販売額が約20円のヘアゴムを査定に出したところ、1000円の値段が付いたという。

CASHの査定ページにはブランドカテゴリになぜかH&Mがちゃんと入っており、アイテムカテゴリにはなぜかヘアゴムもカテゴライズされているのである。

そもそもH&Mの商品は、中古市場ではほとんど値段が付かない。しかし、CASHではすべてのアイテムが1000円の値が付いてしまった。

 

 

グッチやエルメスなど高級ブランドでも、同様の現象は発生した。

商品の状態がどれだけ悪くても値段が下がらない使用だったため、ヨレヨレの財布でも1~2万の値が付いた。

また、CASHは同じアイテムカテゴリならば全て同じ値段がついてしまうのだが、当然同じブランドでも、時計なら時計でいくつかの価格帯を用意している。安価なアイテムを出品すれば新品を転売するだけで儲かってしまうというブランドも存在していた。

 

 

こうして商品の多くは、中古市場の本来の価値よりも高く買い取られたと考えられる。それこそが、初日から爆発的なアクティブユーザーを獲得した理由だとも言えよう。

 

 

こういった商品を査定に出したユーザーを悪質だ、と断じるのには抵抗がある。

 

アゴムの例は悪質だと言えないこともなかろうが、新品での販売価格と中古の買取相場が大幅に異なっている商品は山のようにある。

例えば、定価1500円もする本をブックオフに持っていったら買取価格が10円だった、なんてのはよくある話だ。そこに、「その本を1000円で買い取りますよ」という業者が現れたらどうだろう。

高額で買い取ってくれる業者がいるならば、その業者を利用するのはいたってまっとうな消費者心理ではないだろうか。そういったユーザーは、虚偽の記載をしたわけでも、踏み倒そうとしたわけでもない。

 

 「メルカリより高く売れるから」という理由で、CASHを使う人々は、会社を赤字にして楽しみたいわけではない。自分が得をすれば相手が赤字になることすら考え及んでいないのかもしれない。

より安いスーパーを探して行く主婦と同じ、「普通の人々」なのである。

 

 

 質流れする商品が多ければ多いほど、商品の価値が低いほど、CASH側は現金を回収することが難しくなっていく。一体、初日の取引でCASHはいくらの損失を出すことになるのだろうか。

 

 

おわりに

 

最後になるが、CASH問題を俯瞰するにあたっては下の記事が一番わかりやすいと思う。

toyokeizai.net

 

ここではあえて触れなかった法律上の問題についてもわかりやすく述べられているので、気になる人にはぜひ読んでほしい。

 

7/4現在、査定の再開に向けて調整中ということだが、さすがに査定基準は厳しくしてくるだろう。

査定額を大幅に下げてようやく、「普通の人々」ですらない人々が、当初想定された通りの使い方をするようになる。貧困ゆえに高利で金を借り、貧困から抜け出せなくなってしまう層のことだ。

ぜひとも、CASHには頑張ってほしいものである。

 

既に査定を行った人は、ぜひ、今のうちにお金を引き出しておこう。

そして、商品の集荷は早めに行っておこう。

いつ送料が追加されるか、いつ引き出しすらできなくなるのか、私には全く想像がつかない。

地下クイズの女王を勝手に整形させてみた

ある日テレビを見ていると、若い女性がクイズ番組で大活躍していた。
名前は篠原かをりさんと言うらしい。
テレビタレントではなく、クイズの実力で引っ張ってきた素人さんなのかなと思ってみていると、どうにも見覚えがある。番組も終わりに近づいたころ、ようやくその既視感の謎が分かった。

 

高校生クイズだ。横浜雙葉を全国大会まで導いた、昆虫好きのあの女の子だ。

 

 

いやはや、失礼な話なのだが、高校生クイズのころは大きな眼鏡がトレードマークで、地味な印象を持っていた。それがこんなに垢抜けたイマドキの女子大生になるのか、と自分は勝手に感動していた。

 

ところが、である。

 

Twitterで彼女の名前を検索すると、出るわ出るわ罵詈雑言の嵐。

彼女の容姿や振る舞いを貶すツイートがあまりにも多く、クイズの実力で評価する人が少なかったのだ。(彼女が最終問題で江戸川乱歩を曖昧に発音した事を指摘するのは正当であって、誹謗中傷とは別の問題である)

 

モデルや女優ならともかく、一般人としては普通の顔立ちだと思ったのだが、どうやら世間の反応は予想以上に厳しいらしい。

Qさまという番組も良くなかったのかもしれない。

もっと出場者が素人寄りの番組なら、(ゴニョゴニョ)くんの回りに女性ファンが付き、(ピーーーー)さんが美人ともてはやされるようなこともあるわけだ。

 

 

そんな状況を、篠原かをり嬢ご本人もエゴサーチで見てしまったらしい。しかし、彼女は自分を「ブス」と表現することに抵抗がないようで、あっけらかんと自虐ネタに走っていた。強い。

それでも時々は気にしているようで、ツイートを読んでいると「整形」という文字がちらほらと出てくる。

 

 

 

 

なるほど、美容医療にそこまでは抵抗がなく、リスクやコストはともかく現実的な選択肢の一つとして考えてはいるようだ。

 

 

というわけで、勝手に、篠原かをりさんが整形したらこんな感じ。というシミュレーションをしてみた。

 

①元画像

まずベースとなる写真がこれ。ドン。

f:id:tomananaco:20161120120438j:plain

肌がきれいなのが魅力的。

本人が気にしてる通り、顎が長いので調整していく。

 

 

 ②顎だけを切った

f:id:tomananaco:20161120120433p:plain

 

まだ顎が長い部類に入るし、写真だけならもっと顎を短くしたほうが美人にはなるのだが、医学的に現実的なラインとしてこれぐらいにしてみた。

顎先を削るのではなく、骨を中抜きして繋げている。

本人は顎をだいぶ気にしていたが、顎だけ切ってもさほど印象が変わらないと思う。個人的には彼女の顔の一番の欠点は鼻に美人感が無いことなのではないかと思っている。

 

③鼻を整えた

f:id:tomananaco:20161120120435p:plain

必ずしも、高くするのではない。

他の角度の写真を見る限り、鼻の高さ自体は低くないように感じた。

鼻というのは高くする以外にも色々手術がある。

今回は、鼻の整形をフルコースで行った前提で画像をいじってみた。

彼女の鼻は下から見たときに台形のようになっているので、これを三角形に近づけるべく、台形の太い部分は骨を削り、尖りが足りない先端は継ぎ足していく。

それから、鼻中隔を下に伸ばした。もともと鼻が短かったのだが、顎を切ると相対的に鼻下~上唇までの距離が間延びするので鼻を下に下げることでバランスを取っている。

 

④最後に目

f:id:tomananaco:20161120120437p:plain

あんまり目は大幅にいじっていない。
これは単なる俺の好みです

手術イメージは
・目頭切開
・埋没法

元の目を写真で見た印象では、一重まぶたが垂れ下がっているせいで目が小さく見えるが、かぶさっている皮膚さえ上に持ち上がれば眼球自体は小さくないのではと思う。

筋肉の問題で目の開きが悪い、目の横幅が小さいといった理由で目が小さい人もいるのだが、篠原さんはそのタイプではなさそう。

 

皮膚垂れ下がりタイプは、整形でなく化粧だけでも改善する場合が多い。アイプチで激変する人がこのタイプ。
ところが、篠原さんは目頭に蒙古襞がある。もしかしたら、アイプチを試してみても、目頭側の皮膚の反発でうまく二重が作れなかった可能性があるのではないか。

そこで、目頭切開をした後に埋没法をするという手術イメージにした。
元の凛々しい印象を生かしたかったので、かなり控えめな奥二重である。

 

 写真編集では再現できていないが、かぶさっている皮膚を二重にして持ち上げると、まつげも上向きに上がり、目はより大きく華やかな印象になる。アイラインやシャドウを入れるスペースが生まれて化粧映えしやすくなるので、整形した上で化粧をすれば目元の印象は写真以上に変わるだろう。

 

ビフォーアフター

f:id:tomananaco:20161120120438j:plainf:id:tomananaco:20161120120437p:plain

 

整形前と整形後イメージ画像を横に並べるとこんな感じ。
元の素材を生かしつつ、彼女の聡明さを押し出してみた。

 

多分ここまでやると、3~400万円ぐらいだと思う。

 

骨をいじる手術は激安美容外科ではあまり行われていないし、複数個所いじる場合はいくつも病院をハシゴしないほうが最終的な顔のゴールが医師と共有しやすい。

美的センスの問われる鼻の手術をいくつもやれるとなると、ヴェ〇テぐらいしか病院が浮かばないんだが、あそこ高いんだよな。
でもフルフェイスのモニター割引やってるのもあそこぐらいなので、篠原さんが顔出しモニターで整形したらすごく面白いな……

 

今回写真上で行った手術一覧

・顎骨切り(中抜き)
・骨切り幅寄せ
・小鼻縮小
・鼻尖縮小
・鼻尖形成
・鼻中隔延長
・目頭切開
・埋没法


もっと目元をパッチリさせたい!と思うなら切開法二重が向くだろうし、リスクやコストが大きくても顔をさらに短くしたいなら上顎短縮(鼻下~唇までの骨切り)という手術もある。上顎短縮は、下顎や眉~目の距離のバランスもあるので難しいかもしれないが。

 

 

以上、篠原かをりさんを勝手に整形させてみた。

400万かければこうなれるかも!と思うのか、400万かけてこれぐらいなのか、と思われるのか。

 

本人の公式ツイッターで怒られたら記事と写真は消します。

根津駅パンチラ問題の科学的な検証

地下鉄千代田線根津駅の出口はパンチラの名所である。

ホームから離れた地上出口でかなり強い風が吹くのだ。
他の駅、例えばすぐ隣の湯島ではこんな風は吹かない。

何か構造的に強風が吹きやすい条件があるのだろうか、と考えたところ、友人が「それ既に学会で講演がされてますよ」と教えてくれた。


http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00035/1996/51-1A/51-1A-0352.pdf


要約するに、
・上下線が同時に発着するダイヤ
・出口の断面積が小さい
・構内が狭い
・路線を上下に配置している

あたりが強風の原因らしい。(講演資料中では、構造が似ている千駄木と比較しているため、共通する因子についての説明は弱い)


根津駅でパンチラしまくるのは、科学的に既に検証されている事実だったのだ。

メトロ側も強風が吹くことは認識しているが、立地的要因によって改善は難しいようで、今後しばらく根津駅のパンチラが減ることはなさそうだ。


……という話を読んで期待した男性陣には申し訳ないのだが、根津駅周辺は下町風情の残る街で、年配者が多い。
毎日通勤通学に根津駅を使う人には若い女性もいるのだが、彼女らは風が吹き込むことを経験的に知っており、慣れた手つきでスカートを押さえて階段を上り下りする。

根津神社つつじ祭り目当てに都内各地からやってきた中高年女性のロングスカートが勢いよく捲れ上がるような、そんなパンチラが見たいというのなら根津駅に足を運ぶ価値はあるのかもしれない。

童貞のための、最初の一回を失敗しないセックスの方法

童貞でない人にはほぼ無価値な記事である。

世の中にはセックスのやり方を説いたハウツー本やネット記事が腐るほどある。

それらは大体図解なり体位なり情報が豊富なのだが、情報が多すぎて覚えきれないフシがある。

そういうわけで、童貞向けにシンプルなセックスハウツーを作った。

基本的には恋人と性行為をすることを前提としている。

付き合いたての彼女が初めて家に来てくれた、
ぐらいのシチュエーションだ。





◯全体の流れ

キス
胸を触る
性器を触る
正常位で挿入


この全体の流れこそが、最も重要である。

童貞が迷うのは「次に何をすればいいのか」という所だ。そういうわけで、この手順をとりあえず塊として頭に入れておくことが大事になる。

そして、どの段階であっても、女性が体を強く押したり言葉を荒げたりして拒絶の意を示したらすぐに性行為自体をやめることだ。

逆に、「触っていい?」とはあまり聞くべきでない。とりあえずキスしてみて、嫌がらなければ胸を触る、嫌がらなければ下半身を触る…と次のステップに進めていく。

世知辛いが、女性の権利が強くなった現代でも、性行為は男性がリードするものとされる。「触っていい?」と何度も確認すると女々しい輩だと思われる。悲しい。



各プロセスでの主な注意点を列挙する


【キス】
特になし

【胸を触る】
・服の上から触って抵抗しないことを確認してから
×ブラジャーや衣服を強く引っ張らない、必要に応じて自力で脱いでもらう
・乳房は鈍いので乳首を重点的に指や口で
×痛くしない

【性器を触る】
・濡れ具合と穴の位置を確認する
×濡れが不十分な状態で指入れしない
・濡らすためにはクリトリスを指でいじるか、女性が嫌がらなければクンニをする
・濡れてきたら最初は1本、馴染んだら2本指を入れる

【挿入】
・前戯しても濡れてこなかったら諦める
・立ちが不十分ならフェラをお願いしてもいい
・コンドームをする
・正常位で挿入、体位を途中で変える必要はあまり無い
・挿入でイける女性は3割程度とされる、相手にオーガズムが無くとも射精して構わない
・2、30分しても射精できそうになかったら切り上げる



おめでとうございます。これであなたも童貞卒業です。



このあと、エンディング分岐がありまして

【射精できなかった】
→「◯◯すごく可愛かったし、気持ちよかったんだけど体調が悪いみたい」とフォローを入れてキスをしておく


【1分保たなかった】
→「◯◯が可愛すぎて」とフォローを入れてキスをしておく
可能なら2回目にチャレンジ


【相手がイかなかった】
→「俺ばっかり気持ちよくなっちゃってゴメン」とフォローを入れてキスをしておく
最初から上手くいくと思わないほうが気が楽


【相手も自分も満足】
賢者タイムであってもハグやキスで愛情を伝えてから寝ましょう


よきセックスライフを。